1987年 浜松市生まれ。ピアニスト、室内楽奏者、音楽学者。6 歳からピアノを学び始め、大学卒業と同時に渡仏し、エコールノルマル音楽院とスコラ・カントルムにて、ピアノをジャン・マルク・ルイサダ、マリアン・リビツキー、ガブリエル・タッキーノ、シャンタル・リウ、室内楽をジャン・ピエール・ヴァレーズの各氏に薫陶を受ける。ピアニストでもあったフランシス・プーランクの唯一の弟子であるガブリエル・タッキーノからは、プーランクの流れを汲むフランス音楽の伝統・解釈を学ぶ。
ソルボンヌ大学大学院研究科に入学。同校では、シルヴィー・ドゥーシュに師事し、メラニー・ボニス の ピアノ作品女性達の伝説 « 女性の肖像画 » 、更に、古代のギリシャとローマやシェイクスピアなどの文学、19世紀フランスにおけるジェンダー、カントの音楽美学、ジョセファン・ペラダンの薔薇十字サロンを研究する。近代フランス音楽とメラニー・ボニスをはじめとする女性作曲家の音楽の普及に力を注いでおり、女性やジェンダーに関する問題にも取り組んでいる。
エコール・デュ・ルーブルでは、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画で知られるジョット・ディ・ボンドーネの宗教画と西洋美術史を学ぶ。
イスラエルで開催されたテル・ハイ国際ピアノ・マスタークラスにて、ドミトリー・バシキーロフとアレクサンドル・ムンドヤンツ、カリアリとニースの国際音楽アカデミーでは、ジャック・ルヴィエ、海老彰子、ミシェル・ベロフの各氏に師事する。
2017年にイタリアのイブラ国際ピアノコンクール、オーストリア、イギリス、ベルギー、ドイツ、アメリカ等の国際コンクールにおいて、数々の上位入賞を果たす。
日本内外の音楽家と数多く共演し、ヨーロッパを中心に、世界各地にて、ソロと室内楽の分野で意欲的に演奏活動を行っている。
現在、後進の指導にもあたっている。
フランシス・プーランク、メラニー・ボニス、ヨハネス・ブラームの友の会、女性達と音楽、日仏女性研究学会、日仏経済交流会、日仏現代音楽協会、日伊協会の会員。