6 place Paul Painlevé 75005 Paris
1833年、会計検査院顧問のAlexandre Du Sommerardは、15世紀末期に建設された « Abbaye de Cluny » 内の教場を借り、収集した美術品を展示しました。彼の没後、家族はオークションに出させぬよう、文化省のプロポーザルに応じました。
この修道院は、« Âge gallo-romain, vers 200 » の大浴場の遺跡に建設されていました。隣接する旧館に新美術館が設けられ、界隈には « Moyen Âge » の母校ソルボンヌ大学が残っていたそうです。
1841年、クルーズ地方のブサック城でProsper Mériméeが見つけた壁面装飾の綴織 « La Dame à la licorne, entre 1484 et 1538 » が国から委ねられました。紺色の地に浮かぶ青い島には動物達が住み、貴婦人と侍女は、華やかな衣装と煌びやかな宝飾品を着飾っています。二人の女性達に伴うのは、シンボリックな獅子と一角獣で、Le Viste家の紋章を掲げています。
6枚から成るこのトリロジーの内、5つのエピソードは五感の寓意の歓びを、最後のエピソードはこゝろまたは知性が齎らす歓びを描写しているとも考えられます。
つづく